流動化剤(Ⅰ種)
フローリックSF500FP
中・⾼流動コンクリート⽤ 流動化剤(増粘剤⼀液タイプ)・標準形Ⅰ種
フローリックSF500FPは、JIS A 6204(コンクリート⽤化学混和剤)に適合する、特殊増粘剤⼀液化タイプの流動化剤です。中・⾼流動コンクリートの製造には⼀般に多くのセメント(粉体)量を必要としますが、⽐較的少ないセメント量の普通コンクリートにSF500FPを現場添加することで、良好な⾃⼰充填性を有する中・⾼流動コンクリートを実現します。セメント量を抑えることで環境に優しく、施⼯性の改善、締固め作業の低減、作業⼈員の削減などが期待でき、コストの削減、⼯期の短縮が図れます。
特長
- ○フローリックSF500FPは、24~40N/㎟の一般的な強度配合(単位セメント量320~450kg/㎥、スランプ15~21cm)に現場添加することでスランプフロー値を約35~65cmの中・高流動コンクリートにすることができます。
- ○フローリックSF500FPは、コンクリートの粘性を増大することなく分離抵抗性を改善できるため、低粘性で良好なポンパビリティーおよびワーカビリティーのコンクリートが製造できます。
- ○フローリックSF500FPは、JIS A 6204の流動化剤標準形に適合し、添加前のベースコンクリートの強度・耐久性などコンクリートの基本性能を維持します。
使用方法
- ○フローリックSF500FPの標準的な使⽤量は、セメント質量に対して0.3〜1.5wt%です。使⽤量は配合条件、使⽤材料などにより変化しますので⽬標の流動性が得られるよう試し練りにより決めてください。
- ○フローリックSF500FPを使⽤する場合、流動化後の分離抵抗性・充填性を確保するためベースコンクリートの細⾻材率あるいは粗⾻材容積を、中・⾼流動コンクリート⽤に設定してください(細⾻材率1〜3%程度増加あるいは単位粗⾻材絶対容積0.30〜0.33㎥/㎥程度)。