Interview 03

技術本部 コンクリート研究所

安田 玲子

Yasuda Reiko

2014年4月入社
大学院で工学部建築社会基盤を研究
コンクリート主任技士取得

多くの人に助けてもらいながら
日々楽しく仕事をしています

安田 玲子
Q 現在の業務内容を
簡単に教えて下さい。
コンクリートの化学混和剤の開発・設計変更、研究を行っています。
Q 大学時代はどのような研究を?
コンクリートのひび割れ低減を目的として使用される、収縮低減剤を添加したモルタルの乾燥収縮と耐凍害性の関係について研究していました。たとえば、コンクリートの凍結と解凍を繰り返して耐久性を測定するなど、さまざまな実験を実施していました。
Q 大学時代の研究はどのように仕事に活かされていますか?
コンクリートの穴の測定など、大学時代にさまざまな測定方法を行ってきたことは現在の仕事に直接つながっています。さらに、大学時代に学んだ知識に加えて、新たに習得した分析などを組み合わせて多角的に物事を考えるようにしています。
Q これまでで困難だったプロジェクトは?
早く固まってしまうような材料を使用しながらも、長時間水和反応を抑制しつつ、早期の圧縮強度は確保する、といった混和剤の設計です。そのときの材料は水和反応が早く進行してしまう材料でしたが、コンクリートの運搬時間や施工性を十分に確保する必要があったので、相反する条件を満たす目標性能を達成することは大変でした。
Q 自分自身が成長した手応えを感じた瞬間は?
さまざまな実験により「何が起きているのか?」「どうしてこうなるのか?」といった現象と原因の分析を行うことで常に知見を増やし、新たな課題がでてきたときに、それらの培ってきた知見を駆使して目標を達成できた時です。
安田 玲子
Q 仕事にやりがいを感じるときは?
どんな仕事でも試行錯誤して、論文の作成など、成果があらわれたときです。
Q 育児休業を取得されたそうですが、
具体的にはどのような期間で?
産後休暇取得後の2018年9月から子供の保育園入園までの2019年4月中旬まで取得しました。今もまだ子供も小さく出張にも行けないのですが、研究所の他の方が代わりに行ってくださったりして助かっています。
Q 部署・チームの雰囲気はどうですか?
上司・先輩・同僚・後輩と多くの仲間に支えてもらいながら、日々の仕事を努めることのできる、安心感があり、頼りになる人がたくさんいる職場です。業務時には困ったことがあればいつでもなんでも相談ができ、休憩時には他愛のない話で笑い合える明るい職場です。
Q 研究開発職としてこだわっているところは?
好奇心を忘れない!気になったらとりあえずやってみる!です。
Q 今後の目標やビジョンなどはありますか?
苦手分野でも挑戦し、後輩たちにも負けないよう努力し、頼りになる先輩の仲間入りをすることです。また、博士号を取得することです。
Q 最後に、研究開発職でのエントリーを希望されている方へ、
メッセージをお願いします。

Meesage

大学での経験とは違う体験ができ、知識の幅を広げることができます。
不安があっても、周りの人が支えてくれます。
私は女性という点で最初は不安でした。母親となって職場復帰する際にも不安がありましたが、
優しく頼もしい多くの人に助けてもらいながら、日々楽しく仕事をしています。
研究開発に興味のある方は男女問わず、ぜひ、エントリーしてみてください。

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