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実験は地道な作業だけれど、
何かが見つかった時の達成感はほかでは味わえない

技術本部 コンクリート研究所 佐土原 志奈Sadohara Shina 2014年入社 理工学研究科 海洋土木工学専攻卒

今までとは全く特性の異なる基剤の研究開発に取り組む

Q現在、取り組んでいる研究について教えて下さい。

弊社で販売している「コンクリート用化学混和剤」を構成する要素(基剤)を用いた「まだ固まらないコンクリートの状態」の研究です。今はこれまで弊社では取り扱っていなかった新しい基剤の性質を調べています。
その基剤をコンクリートに加えることによって、できあがるコンクリートの質を向上させたり、質の低下を抑えたりすることができるのですが、種類によっては腐敗しやすかったり、高温になるとその質が弱くなったり、他の基剤との相性が悪かったりする場合があります。ですから、製品化するまでに詳しい性質を調べなければなりません。

Q具体的には、どのような作業をしているのでしょうか。

練り混ぜ水と一緒にコンクリートに混ぜ合わせると柔らかくなる「分散剤」という基剤があるのですが、さまざまな種類の分散剤と、今研究している新しい基剤との相性を調べています。この相性のことを相溶性と言います。
実際の作業は本当に地道なものです。まず、基剤同士がちゃんと混ざるかを確認します。水と油のように混ざらないものもあるからです。次に、時間が経過しても分離しないかを確認します。数分で分離し始めることもあるし、数日後に分離し始めることもあるので、注意しなければなりません。場合によっては半年以上置いておくこともありますね。
それから特定の環境下での耐久性も調べています。特に低温時と高温時での状態の確認です。

Q根気のいる、大変そうな作業ですね。

もう本当に淡々と続けていますね。「あれ、もうこんなに時間が経ったの?」という感じです。
最近になってようやく満足できる性質の増粘剤が見つかりました。その時はうれしかったですね。さまざまな基剤を組み合わせたものをビンで保管するのですが、そのビンの数が200本以上になっていました。
これからその基剤をさらに詳しく調べていくことになると思います。

決してあきらめない人と共に前進していきたい

Qもともと化学混和剤に興味があったのですか?

いえ、あまり縁がありませんでした。学生時代はある産業廃棄物をリサイクルできないかという研究を行っていたので。実は弊社のこともほとんど知りませんでした。詳しく知ったのは、研究室の先生に就職の推薦をしてもらった時でした(笑)
でも、ほとんど知らなかった分、逆に興味を持てたという部分もあると思います。入社が決まってからはちゃんと勉強しないと、とあらためて気が引き締まりましたね。

Q実際に入社してみていかがですか?

先輩は皆、場数を踏んでいて経験豊富な方が多いのですが、皆さん優しい人ばかりで、困ったことがあってもすぐフォローしてもらえます。
しかし、当然のことですが、経験を重ねるにつれて、自分で考えて仕事に取り組まなければならない場面が増えてきます。ですから、わからないことがあったとしても、データに基づいて、経過を推測した上で、質問するようになってきました。
仕事への姿勢が変わっていくと、実験ひとつにしてみても、「もう少し頑張ってみよう」とか「できるところまでやろう」と思うようになってきます。
こんな点が、学生気分が抜けない一年目と大きく変わったところですね。

こんな人を待っています!

あきらめない人です。どんな仕事でも、あきらめなければ何らかの形でゴール地点を見出すことができます。しかし、そこまで辿り着くには大変な苦労があるかもしれません。時に試行錯誤し、時に想定していたのとは別の方法をとることもあるでしょう。そんな長く苦しい道のりでも決してあきらめず、前に進み続ける人。そんな人と一緒に歩みを進めていきたいですね。

私の趣味

家にいることが多いですが、最近、筑波山に登りました。アウトドアが好きなので、もう少し仕事に余裕ができたら、いろんなところに出かけたいですね。